鰻に関することわざと慣用句

うなぎ

鹿児島鰻の通販でも大反響をいただいているうなぎ。通販でも人気のうなぎですが、日本人は昔からうなぎを食してきました。昔って、江戸時代?それとも鎌倉?いえいえ、なんと新石器時代の古墳から、うなぎの骨が見つかっています。うなぎが文献に登場するのは風土記や万葉集なのですが、それよりはるか昔の先史時代から日本人はうなぎを食していたようです。
そのため日本には、鰻に関することわざや慣用句がたくさんあります。そこで今回は、うなぎに関することわざや慣用句をご紹介したいと思います。

まずは、ご存知の方も多い【鰻の寝床】。
細長いうなぎになぞらえて、間口が狭く、奥行きのある建物を「うなぎの寝床(うなぎのねどこ)」と呼びます。「うなぎの寝床」として有名なのが、京都の町家。江戸時代、間口の広さにより税金が掛けられたため、間口を狭くしたのが始まりだとか。風情ある京町家を思うと、「うなぎの寝床」も悪いだけではなさそうです。

次が、【鰻登り】です。
「うなぎ登り(うなぎのぼり)」とは、数字や地位、人気などが急激に上昇すること。言葉の由来は、うなぎが川を上っていく様子からとも、手で捕まえたうなぎがニュルニュルと上に逃げる様子からとも言われます。
似た言葉に「鯉の滝登り」がありますが、こちらは立身出世のみを表すので「うなぎ登り」とはニュアンスがちょっと違うようです。

そして、対になって真逆のことを表すのが、【山の芋鰻とならず】と【山の芋鰻になる】。
「山の芋うなぎとならず(やまのいもうなぎとならず)」は、見た目がどれほど似ていようとも、山の芋つまり山芋がうなぎになるのは有り得ないということ。これに対して「山の芋うなぎになる(やまのいもうなぎとなる)」は、通常はあり得ないことが起こることを表しています。

最後にご紹介するのは、【蕪は鶉となり、山芋は鰻となる】。
「蕪は鶉となり、山芋はうなぎとなる(かぶらはうずらとなり、やまいもはうなぎとなる)」は、前述の「山の芋うなぎとなる」と同じ意味です。蕪がうずらになり、山芋がうなぎになる世界。まるで魔法が使えるおとぎの国のようですね。うなぎの通販会社としては微妙ですが、個人的にはちょっと行ってみたい気もします。

鰻に関することわざと慣用句、いかがでしたか?
昔の人にとって、漁をしないと獲れないうなぎは、手に入りにくい食材だったのでしょう。山芋がうなぎになれば…なんて、昔の人の想像力は豊かですね。

太古の昔から現代まで、日本人の胃袋を掴み続けるうなぎ。鹿児島鰻の通販でご注文をいただければ、皆さまのご自宅に美味しいうなぎをお届けします。技術が進んだ現代でも、山芋はうなぎにはなりませんが、鹿児島鰻の通販なら、漁をしなくても美味しい鰻をお召し上がりいただけます!